2026年2月12日木曜日

ネットは怖いのか?

静かな部屋で、
画面だけが光っている。

指先ひとつで、
世界につながる。

知らない誰かの声が届き、
遠い国の出来事が流れ込み、
一瞬で、
自分の外側が広がっていく。

便利だと思う。
ありがたいとも思う。

でもときどき、
胸の奥がざわつく。

強い言葉。
早すぎる判断。
正しさを振りかざす光。

ネットは刃物のようだ。
料理もできるし、
傷もつけられる。

怖いのは、
画面の向こうの誰かだろうか。
それとも、
簡単に何かを言えてしまう
自分だろうか。

顔が見えないぶん、
想像力が試される。

優しさも、
冷たさも、
拡散される。

小さなつぶやきが、
思いがけず遠くまで届き、
戻ってこないこともある。

それでも私は、
今日も画面を開く。

知りたいから。
つながりたいから。
どこかで、
分かり合えると信じたいから。

ネットは怖いのか?

たぶん、
光が強いぶん、
影も濃いだけだ。

怖さの正体は、
道具ではなく、
それを握る
人の心かもしれない。

だからせめて、
自分の指先だけは
少しゆっくり動かそうと思う。

送信の前に、
ひと呼吸。

ネットの海で溺れないように、
そして、
誰かを沈めないように。

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