オンラインゲームをやっていると、毎日のようにチャットで会話する仲間ができます。
文字だけのやりとりが何ヶ月も続くと、不思議なことに、頭の中で勝手にその人の「声」が出来上がってくるんですよね。
文字だけで作られていた「理想の声」
私の場合、いつも的確な指示をくれるリーダー格の人は、落ち着いた低めの声だと思い込んでいました。語尾がやわらかくて、いつも「お疲れさまです」と声をかけてくれる人は、おっとりした穏やかな声のはず。ずっとそう信じていたんです。
文字には声色も、間も、息づかいもありません。それなのに、人は文章の雰囲気から、ちゃんと声まで想像してしまうものなんですね。
いざボイスチャットをつないでみたら
ある日、「今日はボイチャでやってみません?」という流れになり、初めてマイクをオンにしました。
最初に聞こえてきたのは、あの落ち着いた指示のリーダーの声。
……高い。
しかも元気いっぱい。「あ、聞こえてます? どうも〜!」と、完全に朝の情報番組のテンションでした。
低くて渋い声を想像していた私は、思わず「えっ」と声が出ました。
さらにおっとり系だと思っていた仲間は、声がびっくりするほど低くて、ボソボソと早口。「あー、どうも」とだけ言われて、頭の中の人物像が音を立てて崩れていきました。
声が違うと、人柄まで違って見える?
面白かったのは、声を聞いたあとで、これまでのチャットを読み返したときの印象です。
同じ文章なのに、あの元気な声で再生されると、リーダーの的確な指示がなんだか楽しそうに見えてきます。低くて早口の声で読み返すと、やわらかい語尾の裏に、実は照れ屋な一面があったことにも気づきました。
「想像と違った」というのは、がっかりすることではなく、その人の新しい一面を知る入口なのかもしれません。
結局、声を知ってからのほうが仲良くなれた
実際、ボイスチャットを始めてから、チームの連携は驚くほどスムーズになりました。
文字だとタイミングを逃していた「ちょっと待って」や「今のナイス!」が、声ならその場で伝わります。笑い声が聞こえるだけで、場の空気もぐっとやわらぎました。
ギャップに最初は戸惑ったものの、今ではあの声で「お疲れさまです〜!」と言われないと、一日が終わった気がしないほどです。
まとめ
文字だけで作った印象は、あくまで自分の頭の中の「理想」でした。実際の声を聞くと、その理想はあっけなく崩れます。でも、そのあとに現れるのは、想像よりずっと生き生きとした、ひとりの人間です。
もしネットの向こうに、まだ声を聞いたことのない仲間がいるなら、一度ボイスチャットをつないでみてはどうでしょう。きっと、頭の中のイメージとは違う、新しい発見があるはずです。
あなたの仲間の声は、想像どおりでしたか?
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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