本当にたくさんのものが流れてきます。
ニュース。
誰かのつぶやき。
知らない人の意見。
少し笑える話。
なんとなく胸に残る画像。
ほとんどは、
そのまま流れていきます。
見たはずなのに、
数分後にはもう忘れている。
でも、たまにあります。
流れてきただけなのに、
なぜか見逃せなかったもの。
特別に派手だったわけではない。
誰もが大きく騒いでいたわけでもない。
それなのに、
指が止まる。
画面をスクロールしていた手が、
そこで少しだけ止まる。
「なんだろう」
そう思って、
もう一度見てしまう。
ネットでは、
大事なものも、どうでもいいものも、
同じ速さで流れていきます。
誰かにとっては大きな出来事でも、
別の誰かにとってはただの一投稿。
でも、自分の中に少しでも引っかかったものは、
やっぱり何か意味があるのかもしれません。
見逃せなかった理由は、
すぐにはわからないこともあります。
自分の今の気分に近かったのか。
少し前から考えていたことと重なったのか。
それとも、ただ単純に心が反応したのか。
ネットの中には、
軽いものばかりに見えて、
ふいに深く刺さるものがあります。
何気ない一文。
誰かの本音。
短い写真の説明。
小さな出来事の報告。
それを見た瞬間に、
自分の中のどこかが反応する。
流れてきただけなのに、
見逃せなかった。
それはたぶん、
今の自分に必要な何かだったのだと思います。
ネットは速いです。
次から次へと新しいものが出てきて、
古いものはすぐに下へ流れていきます。
だからこそ、
たまたま目に入ったものに、
少しだけ立ち止まる時間があってもいい。
流れてきたものを全部覚えておく必要はありません。
でも、
見逃せなかったものだけは、
少しだけ心の中に置いておきたい。
あとから思い返したとき、
「あれを見たから少し考えた」
と思えることもあるからです。
ネットの中で出会うものは、
偶然のようで、
意外とその時の自分に近い場所へ流れてくるのかもしれません。
今日もまた、
たくさんの言葉や画像が流れていきます。
その中で、
ひとつだけ目が止まるものがある。
それは大きな出来事ではなくても、
自分にとっては少しだけ特別なものなのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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