2026年6月22日月曜日

2秒で流れていく本音

ネットを見ていると、言葉は本当に早く流れていきます。

誰かの投稿、誰かのつぶやき、誰かの本音。

画面を少し指で動かしただけで、さっきまで目の前にあった言葉は、もうどこかへ消えていきます。

たぶん、その中には本当に言いたかったこともあります。

強がりのように見えて、実は少し寂しかった言葉。

冗談みたいに書いているけれど、本当は誰かに気づいてほしかった言葉。

「大丈夫」と書いているけれど、あまり大丈夫ではなさそうな言葉。

ネットでは、そういう本音もたった2秒くらいで流れていきます。

いいねを押すか迷っている間に、次の投稿が目に入ります。

コメントしようか考えている間に、別の話題が流れてきます。

そして気づけば、さっき見た言葉のことを忘れてしまいます。

でも、書いた本人にとっては、ただの2秒ではなかったのかもしれません。

何日も考えて、やっと書いた一言かもしれません。

誰にも言えなかった気持ちを、画面の中に少しだけ置いたのかもしれません。

ネットは便利です。

すぐに言葉を届けられて、すぐに誰かの反応も見られます。

けれどその分、ひとつひとつの言葉が軽く見えてしまうこともあります。

流れていくのが早すぎて、その奥にある気持ちまで見えにくくなってしまいます。

もちろん、すべての投稿を深く受け止めることはできません。

全部に反応していたら、自分の心も疲れてしまいます。

それでも、たまにでいいから、流れていく言葉の中に少しだけ立ち止まってみる。

この人は、どんな気持ちでこれを書いたのだろう。

本当は、何を言いたかったのだろう。

そんなふうに考えるだけで、ネットの見え方は少し変わる気がします。

2秒で流れていく本音。

それは、ただの文字ではなく、誰かの心の小さなかけらなのかもしれません。

画面の中ではすぐに消えてしまっても、ほんの少しだけ覚えている。

それだけでも、言葉は少しだけ救われるのかもしれません。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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