ネットを見ていると、何度も同じ情報に出会うことがあります。
たとえば、便利なショートカットキー。
スマホの設定方法。
どこかのサービスの使い方。
何回も見たはずなのに、いざ必要になった瞬間、なぜか思い出せません。
「あれ、前にも調べた気がする」
そう思いながら、また検索窓に同じ言葉を入れます。
そして検索結果を見て、また同じページを開きます。
読んだ瞬間は、わかった気になります。
「なるほど、そういうことか」
「次からは覚えておこう」
そう思うのですが、数日後にはきれいに忘れています。
ネットの情報は、目に入る量が多すぎるのかもしれません。
ひとつの記事を読んでいる途中で、別の記事の見出しが気になります。
動画を見ている途中で、関連動画が目に入ります。
SNSを見ていると、数秒ごとに違う話題が流れてきます。
頭に入れる前に、次の情報がやってきます。
だから、見た回数のわりに、記憶には残っていないのかもしれません。
何度も見ている情報でも、自分で使わないものはなかなか覚えられません。
読むだけなら簡単です。
でも、実際に手を動かしてみると、急にわからなくなります。
画像のサイズ変更。
ブログの設定。
パスワードの変更。
アプリの細かい操作。
知っているつもりだったのに、やってみると手が止まることがあります。
そのときに初めて、情報を見たことと、覚えていることは違うのだと感じます。
ネットは便利です。
忘れても、また調べればいい。
それはとてもありがたいことです。
昔なら、誰かに聞いたり、本を探したりしないとわからなかったことが、今は数秒で出てきます。
でも、その便利さに慣れすぎると、覚える前に安心してしまうこともあります。
「また調べればいい」
そう思うから、記憶に残す力が弱くなるのかもしれません。
ただ、全部を覚える必要はないとも思います。
ネットにある情報を、すべて頭に入れようとしたら疲れてしまいます。
大事なのは、何を覚えるかよりも、どこを見れば思い出せるかを知っていることかもしれません。
よく使う情報はメモしておく。
何度も検索することは、ブックマークしておく。
自分用の言葉で短くまとめておく。
それだけでも、次に探す時間は少し減ります。
100回見たのに覚えていない情報。
それは、自分にとってまだ本当に使う段階まで来ていない情報なのかもしれません。
あるいは、見ただけで終わっている情報なのかもしれません。
ネットの中には、今日もたくさんの情報が流れています。
役に立つものもあれば、すぐ忘れるものもあります。
何度も忘れて、何度も調べて、それでも少しずつ慣れていく。
そんなゆっくりした覚え方でも、悪くないのかもしれません。
100回見ても覚えられなかった情報が、101回目で急に自分のものになることもあります。
ネットを使うというのは、たぶん、忘れながら覚えていくことでもあるのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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