2026年6月20日土曜日

5秒で流れていく言葉たち

スマホを開くと、たくさんの言葉が流れてきます。

誰かのつぶやき。
誰かの怒り。
誰かの喜び。
誰かの宣伝。

画面を少し指で動かすだけで、その言葉たちはすぐに下へ流れていきます。

ほんの5秒前まで目の前にあった言葉も、次の瞬間にはもう思い出せなくなっていることがあります。

それでも、その短い言葉の中に、少しだけ心に残るものがあります。

何気ない一言に励まされたり、知らない誰かの悩みに自分を重ねたり、たった一文で少しだけ気分が軽くなったりします。

ネットの言葉は、軽いようで重いものです。

すぐに流れていくからこそ、気軽に書ける。
でも、誰かの目に入った瞬間、その言葉は小さな影響を持ちます。

何気なく書いた言葉が、誰かを安心させることもあります。
反対に、何気なく書いた言葉が、誰かを傷つけることもあります。

ネットでは、言葉の寿命がとても短く見えます。

投稿して、流れて、忘れられて、また次の投稿が並んでいく。

けれど本当は、全部が消えているわけではないのかもしれません。

自分が忘れた言葉を、誰かが覚えていることもあります。
自分では軽く書いた一文を、誰かが何度も読み返していることもあります。

だからこそ、ネットに言葉を書くときは、少しだけ立ち止まりたいと思います。

きれいな文章でなくてもいい。
すごいことを言わなくてもいい。

ただ、読んだ人の心を必要以上に荒らさない言葉でありたい。
できれば、ほんの少しだけ休める言葉でありたい。

5秒で流れていく言葉たち。

その中のひとつが、誰かの一日を少しだけ変えるかもしれません。

すぐに消えてしまうように見えるからこそ、言葉は雑に扱っていいものではない。

今日もまた、画面の中をたくさんの言葉が流れていきます。

その中で、自分が残す一言だけは、少しやさしいものにできたらいいなと思います。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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