2026年7月8日水曜日

オールドメディアはなぜ嫌われるのか

テレビ、新聞、雑誌、ラジオ。

昔から情報の中心にあったメディアは、今では「オールドメディア」と呼ばれることが増えました。

少し前までは、ニュースを見るならテレビ、世の中の出来事を知るなら新聞、というのが当たり前でした。

しかし今は、スマホを開けばSNS、動画サイト、ネットニュース、個人ブログなど、いくらでも情報に触れることができます。

その中で、オールドメディアに対して冷めた目を向ける人も増えてきました。

では、なぜオールドメディアは嫌われるようになったのでしょうか。

一番大きい理由は、「一方的に見えること」だと思います。

テレビや新聞は、基本的に発信する側が情報を選び、編集し、受け取る側に届けます。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

情報を整理して伝える役割は、今でも大切です。

ただ、ネットに慣れた人たちは、ひとつの情報だけをそのまま信じることに慎重になっています。

SNSでは、現場にいた人の声、専門家の意見、反対意見、別の視点がすぐに出てきます。

そのため、テレビや新聞がひとつの見方だけを強く出しているように見えると、「また都合よく切り取っているのでは」と感じてしまう人がいるのです。

もうひとつは、上から目線に見えることです。

オールドメディアは長い間、情報を届ける側として大きな力を持ってきました。

そのため、言葉の選び方や番組の作り方によっては、視聴者や読者に対して「教えてあげている」という雰囲気が出てしまうことがあります。

今の時代は、誰でも発信者になれます。

一般の人でも、動画を出したり、文章を書いたり、意見を投稿したりできます。

だからこそ、「テレビが言っているから正しい」「新聞に載っているから正しい」という時代ではなくなりました。

それなのに、昔のままの感覚で伝えられると、違和感を持たれやすいのだと思います。

また、偏りを感じる人が増えたことも大きいです。

ニュースには必ず、何を大きく扱うか、何を小さく扱うかという判断があります。

同じ出来事でも、どの部分を切り取るかで印象は変わります。

ネットでは、その違いがすぐに比較されます。

「あのニュースは大きく報じたのに、これはあまり報じない」

「あの人には厳しいのに、この人には甘い」

そういう不満が積み重なると、不信感につながっていきます。

もちろん、オールドメディアにも良い部分はあります。

取材力、映像の記録、災害時の速報、長年の資料、現場に行く力など、個人ではなかなかできない役割もあります。

すべてを否定する必要はないと思います。

ただ、嫌われる理由があるとすれば、それは「時代が変わったことに気づいていないように見える瞬間」があるからではないでしょうか。

今の人たちは、情報を受け取るだけではありません。

自分で調べ、比べ、考え、時には発信します。

その中で、昔ながらのメディアが一方的に正しさを押し出すと、反発されやすくなります。

オールドメディアが本当に必要とされ続けるには、ただ情報を流すだけではなく、なぜそう伝えるのか、どこまで確認したのか、別の見方はないのかを、もっと丁寧に見せる必要があるのかもしれません。

嫌われているのは、テレビや新聞そのものではなく、変わらない姿勢なのだと思います。

ネットの時代になっても、信頼されるメディアは必要です。

ただし、その信頼は昔のように自動で与えられるものではありません。

これからは、メディアの名前ではなく、伝え方の誠実さで選ばれる時代になっていくのだと思います。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

PR
楽天市場

よろしければ、
のぞいてみてください


0 件のコメント:

コメントを投稿