朝起きて、いつものようにスマホを手に取りました。
画面には、いくつかの通知が並んでいました。
ニュース、SNS、メール、アプリのお知らせ。
どれも急ぎではないのに、見た瞬間に少しだけ心が動きます。
今日は試しに、10分だけ通知を消してみることにしました。
たった10分です。
一日中スマホを見ないわけでもありません。
ネットをやめるわけでもありません。
ただ、朝の最初の10分だけ、通知に反応しない時間を作ってみました。
スマホの画面を伏せて、部屋の中を見ました。
カーテンのすき間から朝の光が入っていて、外では車の音が小さく聞こえます。
いつもなら気づかないような音でした。
通知がある朝は、頭の中がすぐに外の世界へ飛んでいきます。
誰かの投稿、誰かの反応、どこかのニュース。
まだ自分の一日が始まっていないのに、もう他人の情報でいっぱいになります。
10分だけ通知を消すと、朝が少しだけ静かになりました。
何か特別なことが起きたわけではありません。
急に人生が変わるわけでもありません。
ただ、心の中に少しだけ余白ができました。
その余白で、お茶を飲みました。
今日やることをぼんやり考えました。
昨日の疲れがまだ少し残っていることにも気づきました。
通知は便利です。
大事な連絡を教えてくれるし、面白い情報にもすぐ出会えます。
でも、便利すぎるものは、ときどき自分の時間まで持っていってしまいます。
朝の10分は、とても短いです。
それでも、その10分を通知ではなく自分に使うだけで、一日の始まり方が少し変わります。
スマホを見てもいい。
ネットを見てもいい。
SNSを開いてもいい。
ただ、その前に少しだけ、自分の朝を取り戻す時間があってもいいのかもしれません。
通知を消した10分の朝は、思ったより静かでした。
そして、その静けさは思ったより悪くありませんでした。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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