何か特別に調べたいわけでもなく、誰かの投稿を待っているわけでもありません。
ただ何となく、いつものように画面を指で動かしていきます。
Xを開く前は、それほど悪い気分ではなかったはずです。
静かな部屋でお茶を飲んでいたり、ぼんやりテレビを見ていたり、普通の時間を過ごしていました。
ところがXを閉じたあと、なぜか少し疲れていることがあります。
誰かに嫌なことを言われたわけでもないのに、心の中が落ち着かなくなっているのです。
Xのタイムラインには、さまざまな感情が流れています。
楽しそうな報告、怒っている投稿、不安になるニュース、誰かへの批判、成功した人の話。
数分見ているだけでも、たくさんの人の感情が一気に入ってきます。
自分では静かに画面を見ているつもりでも、心は一つひとつの投稿に反応しているのかもしれません。
楽しそうな投稿を見れば少しうらやましくなり、怒っている投稿を見れば自分まで嫌な気分になります。
大きな数字がついた投稿を見ると、自分と比べてしまうこともあります。
Xを開く前にはなかった感情が、タイムラインを眺めるうちに少しずつ増えていきます。
それが、閉じたあとに気分が変わっている理由なのでしょう。
もちろん、Xを見て元気になる日もあります。
きれいな写真や面白い話を見つけたり、誰かの優しい言葉に救われたりすることもあります。
問題なのは、何を見るかを自分だけでは完全に選べないことです。
次に流れてくる投稿が楽しいものなのか、不安になるものなのかは、画面を動かすまで分かりません。
その予測できなさが、何度も続きを見たくなる理由でもあり、疲れてしまう理由でもある気がします。
最近はXを閉じた直後に、自分の気分を少し確認するようになりました。
面白かったのか、疲れたのか、なぜか焦っているのか。
気分が重くなっていたら、少しスマホを置いて、窓の外を見たり、お茶を飲んだりします。
タイムラインの速さから離れると、自分の時間がゆっくり戻ってくるように感じます。
Xを開くこと自体が悪いわけではありません。
ただ、開く前と閉じた後では、心の中に入っている情報の量が大きく違います。
何となく疲れたときは、自分が弱いのではなく、短い時間に多くの感情を見すぎただけなのかもしれません。
Xを閉じたあとに残った気分まで、タイムラインに決めてもらう必要はありません。
画面を閉じたら、もう一度、自分の静かな時間へ戻ればいいのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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