2026年7月10日金曜日

Xを開く前と閉じた後で気分が変わる理由

少し暇な時間ができると、ついXを開いてしまいます。

何か特別に調べたいわけでもなく、誰かの投稿を待っているわけでもありません。

ただ何となく、いつものように画面を指で動かしていきます。

Xを開く前は、それほど悪い気分ではなかったはずです。

静かな部屋でお茶を飲んでいたり、ぼんやりテレビを見ていたり、普通の時間を過ごしていました。

ところがXを閉じたあと、なぜか少し疲れていることがあります。

誰かに嫌なことを言われたわけでもないのに、心の中が落ち着かなくなっているのです。

Xのタイムラインには、さまざまな感情が流れています。

楽しそうな報告、怒っている投稿、不安になるニュース、誰かへの批判、成功した人の話。

数分見ているだけでも、たくさんの人の感情が一気に入ってきます。

自分では静かに画面を見ているつもりでも、心は一つひとつの投稿に反応しているのかもしれません。

楽しそうな投稿を見れば少しうらやましくなり、怒っている投稿を見れば自分まで嫌な気分になります。

大きな数字がついた投稿を見ると、自分と比べてしまうこともあります。

Xを開く前にはなかった感情が、タイムラインを眺めるうちに少しずつ増えていきます。

それが、閉じたあとに気分が変わっている理由なのでしょう。

もちろん、Xを見て元気になる日もあります。

きれいな写真や面白い話を見つけたり、誰かの優しい言葉に救われたりすることもあります。

問題なのは、何を見るかを自分だけでは完全に選べないことです。

次に流れてくる投稿が楽しいものなのか、不安になるものなのかは、画面を動かすまで分かりません。

その予測できなさが、何度も続きを見たくなる理由でもあり、疲れてしまう理由でもある気がします。

最近はXを閉じた直後に、自分の気分を少し確認するようになりました。

面白かったのか、疲れたのか、なぜか焦っているのか。

気分が重くなっていたら、少しスマホを置いて、窓の外を見たり、お茶を飲んだりします。

タイムラインの速さから離れると、自分の時間がゆっくり戻ってくるように感じます。

Xを開くこと自体が悪いわけではありません。

ただ、開く前と閉じた後では、心の中に入っている情報の量が大きく違います。

何となく疲れたときは、自分が弱いのではなく、短い時間に多くの感情を見すぎただけなのかもしれません。

Xを閉じたあとに残った気分まで、タイムラインに決めてもらう必要はありません。

画面を閉じたら、もう一度、自分の静かな時間へ戻ればいいのだと思います。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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