少しだけ見るつもりでXを開いたのに、気づけば何分もおすすめ欄を眺めていた。
そんな経験は、きっと一度や二度ではないと思います。
おすすめ欄には、フォローしている人だけではなく、話題になっている投稿や興味を持ちそうな情報が次々と流れてきます。
自分で探していないのに、気になる話題が目の前に出てくる。
この手軽さが、おすすめ欄を見続けてしまう大きな理由なのでしょう。
一つの投稿を読んでいると、その下には少し似た内容の投稿が並びます。
ニュースを見たあとには別のニュースが表示され、面白い画像を見たあとには似た画像が出てきます。
「次は何が出てくるのだろう」と思いながら画面を動かしていると、なかなか終わる場所が見つかりません。
おすすめ欄には、本屋や動画配信サービスとは違って、区切りがほとんどありません。
本なら一章が終わり、動画なら再生が終わります。
しかしXのおすすめ欄は、下へ動かせば新しい投稿がいくらでも表示されます。
終わりが見えないからこそ、自分でやめるタイミングを決めなければならないのです。
また、おすすめ欄には楽しい投稿だけではなく、驚く話や腹が立つ話も流れてきます。
心が動かされる内容ほど、つい反応や返信まで読みたくなります。
共感できる意見を探したり、自分とは違う考えを確認したりしているうちに、さらに時間が過ぎていきます。
見たいものだけが表示されているようで、実際には見なくてもよかった話題まで見ていることがあります。
それでも画面を閉じられないのは、次の投稿にはもっと面白いものがあるかもしれないと思ってしまうからです。
おすすめ欄を見ること自体が悪いわけではありません。
知らなかった情報に出会えたり、面白い作品や役立つ記事を見つけたりすることもあります。
ただ、目的もなく見続けていると、見終わったあとに何を見ていたのか思い出せないこともあります。
Xを開く前に、何を見るのかを少しだけ決めておくと、付き合い方が変わるかもしれません。
通知を確認するだけなのか、投稿するために開くのか、それとも休憩として十分だけ見るのか。
小さな目的があれば、おすすめ欄の流れから離れやすくなります。
おすすめ欄は、自分の興味に合わせて作られた終わりのない通りのようなものです。
気になる店が次々と並んでいるため、立ち止まりながら歩いていると、いつまでも出口には着きません。
だからこそ、ときどき画面を閉じて、自分の時間へ戻ることも必要なのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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