2026年2月28日土曜日

沈黙が増えたインターネット

昔はもっと、
にぎやかだった気がする。

誰もが自由に書き込み、
くだらない冗談で笑い、
夜更けまで続く掲示板のやりとりに、
少しだけ青春を感じていた。

いま、タイムラインは動いているのに、
どこか静かだ。

投稿はある。
ニュースも流れる。
炎上も起きる。
でも、その下で、
何も言わない人が増えた気がする。

「余計なことは言わないほうがいい」
そんな空気が、
画面の向こうから漂ってくる。

発言すれば、切り取られるかもしれない。
冗談が冗談で済まないかもしれない。
そんな不安が、
指先を止める。

沈黙が増えたインターネット。

声の大きい人だけが残り、
多くの人は、
ただ見る側にまわる。

それは安全かもしれない。
でも、どこか寂しい。

本当は、
もっと曖昧な意見も、
途中までの考えも、
迷いながらの言葉もあっていいはずだ。

完璧な正解だけを求める場所では、
人はだんだん黙ってしまう。

画面を閉じると、
部屋には小さな生活音がある。
それは、確かに生きている音だ。

インターネットも本当は、
もっと人間らしくてよかったはずだ。

沈黙の奥で、
まだ言葉にならない思いが、
きっとたくさん眠っている。

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