昔はもっと、
にぎやかだった気がする。
誰もが自由に書き込み、
くだらない冗談で笑い、
夜更けまで続く掲示板のやりとりに、
少しだけ青春を感じていた。
いま、タイムラインは動いているのに、
どこか静かだ。
投稿はある。
ニュースも流れる。
炎上も起きる。
でも、その下で、
何も言わない人が増えた気がする。
「余計なことは言わないほうがいい」
そんな空気が、
画面の向こうから漂ってくる。
発言すれば、切り取られるかもしれない。
冗談が冗談で済まないかもしれない。
そんな不安が、
指先を止める。
沈黙が増えたインターネット。
声の大きい人だけが残り、
多くの人は、
ただ見る側にまわる。
それは安全かもしれない。
でも、どこか寂しい。
本当は、
もっと曖昧な意見も、
途中までの考えも、
迷いながらの言葉もあっていいはずだ。
完璧な正解だけを求める場所では、
人はだんだん黙ってしまう。
画面を閉じると、
部屋には小さな生活音がある。
それは、確かに生きている音だ。
インターネットも本当は、
もっと人間らしくてよかったはずだ。
沈黙の奥で、
まだ言葉にならない思いが、
きっとたくさん眠っている。
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