ネットの世界は、常に変化の上に成り立ってきた。
昨日まで存在しなかったサービスが、
今日には当たり前になっている。
だからこそ思う。
もし、新しいものが出てこられない環境になったら、
そこには何が残るのだろうか、と。
大きな場所だけが目立ち、
小さな挑戦が埋もれていく。
失敗を許さない空気が広がり、
前例のない試みが笑われる。
そんな環境では、
誰も冒険しなくなる。
ネットは本来、
名もない個人が何かを始められる場所だった。
資本も肩書きもなく、
ただ「やってみたい」という気持ちだけで、
世界に触れられる場所だった。
それがもし、
決まった型の中でしか動けなくなったら。
アルゴリズムに合わなければ存在できないとしたら。
そこに待っているのは、
ゆっくりとした停滞だと思う。
衰退は、突然やってくるものではない。
挑戦が減り、
新顔が減り、
やがて同じ顔ぶれだけが並び続ける。
変化が止まった瞬間から、
衰退は始まっているのかもしれない。
新しいものは、
最初は理解されない。
ときには邪魔者扱いされる。
でも、
その余白を残しておけるかどうかが、
その場所の未来を決める。
ネットがこれからも生き続けるために必要なのは、
完璧さではなく、
未完成さを許す空気なのかもしれない。
新しいものが出てこれない環境は、
静かに、確実に、細っていく。
だからこそ、
小さな挑戦が生まれる余白を、
どこかに残しておきたいと思う。
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