2026年2月28日土曜日

タイムラインに映る日本

朝のニュースよりも先に、
私はタイムラインを見る。
そこには、今日の日本が流れている。

怒っている人。
笑っている人。
誰かを批判している人。
静かに写真だけを投稿する人。

同じ国に住んでいるはずなのに、
見えている景色がまるで違う。

ある人の日本は「もう終わりだ」と言い、
ある人の日本は「まだ希望はある」とつぶやく。
どちらも本音で、どちらも本気だ。

タイムラインに映る日本は、
ときどき極端だ。
声の大きさが、現実よりも拡大される。
感情は強いほど遠くへ飛ぶ。

でも、
現実の街を歩くと、
コンビニは開いているし、
子どもは笑っているし、
電車は時間どおりに走っている。

静かな日常と、
騒がしいタイムライン。
どちらが本当の日本なのだろう。

もしかしたら、どちらも本当で、
どちらも一部なのかもしれない。

怒りも、不安も、
希望も、あきらめも、
全部が混ざり合って、
今の日本ができている。

タイムラインを閉じる。
画面は暗くなる。

けれど、その向こう側にいるのは、
同じように今日を生きている誰かだ。

タイムラインに映る日本は、
きっと未完成のまま、
今日も更新され続けている。

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