2026年2月27日金曜日

ネット人口が減っていませんか?

最近、ふとそんなことを思う。

昔は、ネットの世界はもっとざわざわしていた気がする。
掲示板には誰かの本音が並び、ブログには生活の匂いがあり、コメント欄には温度があった。

たとえば、かつて全盛だったミクシィのSNS「mixi」。
招待制というだけで、どこか秘密基地のような高揚感があった。
タイムラインを更新するたびに、誰かの足跡が残っていた。

今はどうだろう。

利用者数という数字で見れば、
Googleも、Metaも、むしろ巨大になっている。
スマホの普及で、ネットは空気のような存在になった。

だから「減っている」は、たぶん正しくない。

でも、体感としては静かだ。

ブログは減り、個人サイトはほとんど見かけない。
検索しても、似たような構成の記事が並ぶ。
どこか整いすぎていて、角がない。

ネット人口が減ったのではなく、
「声を出す人」が減ったのかもしれない。

見る人は増えた。
でも、書く人は減った。

炎上を恐れ、誤解を恐れ、言葉尻を切り取られることを恐れる。
そう考えると、静かになるのも当然なのかもしれない。

それでも、完全に人がいなくなったわけではない。
夜中の検索窓の向こうには、今も誰かがいる。
どこかで誰かが、同じように画面を見つめている。

ネット人口は減っていない。

ただ、熱が少しだけ下がったのかもしれない。

あの頃の無秩序な熱気と、
今の整いすぎた静けさ。

どちらが良いのかは分からないけれど、
少しだけ、昔のざわめきが恋しくなる夜がある。

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