最近、ふと感じる。
オンラインゲームの熱が、少し冷めてきているのではないかと。
かつては、夜になれば必ずログインしていた。
ボイスチャットをつなぎ、仲間とクエストに向かい、
気づけば深夜を越えていた。
世界中の誰かと同じ時間を共有する感覚。
あれは確かに、ひとつの革命だった。
たとえば社会現象にもなったフォートナイト。
一時は子どもも大人も、同じ島に降り立っていた。
配信も大会も、毎日のように話題になっていた。
でも今はどうだろう。
もちろんプレイヤーはまだいる。
新作も出ている。
市場が消えたわけではない。
それでも、「みんながやっている」という空気は薄くなった気がする。
理由はいくつもあるのだろう。
スマホゲームへの分散。
動画視聴という受け身の娯楽の拡大。
そして何より、時間の重さ。
オンラインゲームは、楽しい。
でも同時に、重い。
アップデート、イベント、デイリーミッション。
「やらなきゃ」という感覚が積み重なる。
遊びなのに、義務のようになる瞬間。
それに疲れた人が、静かにログアウトしていったのかもしれない。
かつてのオンラインゲームは、
現実とは別の「居場所」だった。
でも今は、現実そのものが常にオンラインだ。
SNSも仕事もニュースも、ずっとつながっている。
その上さらに、ゲームでつながる余力があるだろうか。
急激な衰退というより、
熱狂の時代が終わり、常態化しただけなのかもしれない。
それでも、あのログイン音を聞いた瞬間の高揚感を、
時々ふと思い出す。
画面の向こうに確かに誰かがいた、
あの夜の熱は、もう戻らないのだろうか。
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