昔のタイムラインには、
もっといろんな声があった気がする。
強い意見の横に、
少し迷った言葉があり、
断定の下に、
「わからない」と書かれた一文があった。
今はどうだろう。
目に入るのは、
はっきりとした主張ばかりだ。
静かな人はどこへ行った。
考えながら書く人。
言葉を選びすぎて投稿をやめた人。
誰かを傷つけるのが怖くて、
読む側にまわった人。
きっと消えたわけではない。
ただ、
目立たなくなっただけだ。
強い言葉は拡散される。
迷いは広がりにくい。
静かな声は、
アルゴリズムの波に乗らない。
だから、
見えなくなる。
でも本当は、
静かな人たちのほうが、
ずっと多いのかもしれない。
日常を大切にし、
簡単に断定せず、
わからないことを「わからない」と抱えられる人たち。
画面を閉じると、
世界は意外なほど静かだ。
その静けさの中に、
まだ言葉にならない考えがある。
静かな人はどこへ行ったのか。
もしかしたら、
今もすぐ隣にいるのかもしれない。
ただ、
声を出さないだけで。
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