タイムラインは今日もにぎやかだ。
強い言葉が飛び交い、
怒りや断定が素早く広がっていく。
そのスピードに比べると、
優しさはずいぶんゆっくりだ。
誰かを気づかう一言。
そっと寄り添う文章。
それらは静かすぎて、
大きな波にはなりにくい。
優しさは拡散されにくい。
刺激がないからだろうか。
怒りほど目を引かないからだろうか。
強い感情は遠くまで飛ぶ。
でも優しさは、
近くの誰かに届けばそれで十分なのかもしれない。
それでも、ときどき思う。
どうして温度のある言葉より、
冷たい言葉のほうが広がりやすいのだろう。
もしかしたら、
優しさは目立たないだけで、
確実にどこかに積み重なっているのかもしれない。
誰かが傷ついた投稿の下に、
小さく置かれた「大丈夫」の一言。
その一文に救われる人もいる。
画面を閉じたあと、
思い出すのは派手な炎上ではなく、
静かな励ましだったりする。
拡散されなくても、
数字にならなくても、
優しさは確かに存在している。
そしてたぶん、
世界をほんの少しだけ支えているのは、
そういう目立たない言葉なのだと思う。
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