気がつけば、またスマホを見ていました。
何かを調べたいわけでもなく、誰かから大事な連絡が来たわけでもないのに、指が勝手に画面を開いていました。
時間を確認するつもりだったのに、いつの間にか通知を見て、ニュースを見て、SNSを見て、気づいたら何分も過ぎていました。
そのとき、ふと思いました。
自分は今、何を見たかったのだろう。
スマホの中には、たくさんの情報があります。
新しい話題、誰かの日常、面白い動画、便利な知識。
でも、見終わったあとに心に残っているものは、意外と少なかったりします。
見ている間は退屈を忘れられるのに、画面を閉じると少しだけ疲れている。
そんな自分に気づいた日がありました。
スマホが悪いわけではありません。
連絡もできるし、写真も撮れるし、調べ物もできるし、ブログを書くためのヒントも見つかります。
今の生活にスマホは欠かせないものです。
ただ、便利すぎるからこそ、自分の時間まで静かに吸い込まれているような気がしました。
少しだけ画面を閉じて、部屋の中を見ました。
机の上に置いたコップ。
窓の外の空。
いつも聞こえているはずなのに、気にしていなかった生活の音。
スマホを見ていないだけで、こんなに普通の景色があったのかと思いました。
大げさな話ではありません。
ただ、数分だけスマホから目を離しただけです。
それでも、自分が少しだけ戻ってきたような感覚がありました。
スマホばかり見ていると、知らないうちに自分の気持ちも他人の流れに引っぱられてしまいます。
誰かが楽しそうにしている。
誰かが成功している。
誰かが怒っている。
そういうものを見続けているうちに、自分が今どう感じているのかが、少し見えにくくなっていきます。
だからたまには、スマホを置く時間があってもいいのだと思います。
完全にやめる必要はありません。
急に生活を変えなくてもいいと思います。
ただ、今の自分は本当にスマホを見たいのか、それとも何となく見ているだけなのか。
それに気づくだけでも、少し違う気がします。
スマホばかり見ている自分に気づいた日は、少しだけ恥ずかしい日でした。
でも同時に、自分の時間を取り戻すきっかけの日でもありました。
画面の中にはたくさんの世界があります。
けれど、画面の外にも、自分の今日があります。
そのことを忘れないために、たまにはスマホを伏せて、何もない時間を眺めてみるのも悪くないと思いました。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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