小さな画面の中には、ニュース、天気、写真、動画、誰かの言葉、昨日の続きのような通知が並んでいます。
手のひらに収まるくらいの小さなものなのに、その中には思った以上に広い世界があります。
遠くに住んでいる人の今日を知ることができたり、行ったことのない場所の景色を見たり、知らなかった考え方に出会ったりします。
昔なら本を探したり、人に聞いたり、時間をかけてたどり着いていたことが、今は指先ひとつで目の前に出てきます。
それはとても便利で、少し不思議なことでもあります。
けれど、スマホの中の世界は広いぶん、少し疲れることもあります。
次から次へと流れてくる情報を見ていると、自分の時間まで一緒に流されていくような気がすることがあります。
誰かの楽しそうな投稿を見て、自分の日常が少しだけ地味に感じる日もあります。
何気なく開いたはずなのに、気づけば長い時間が過ぎていることもあります。
スマホの中の世界は、便利な道具でもあり、小さな街のようでもあります。
そこには明るい場所もあれば、少し騒がしい場所もあります。
楽しい言葉もあれば、見なくてもよかった言葉もあります。
だからこそ、ずっとその中にいるのではなく、ときどき画面から目を離すことも大切なのかもしれません。
窓の外の空を見る。
机の上のお茶を飲む。
部屋の静けさに気づく。
そうすると、スマホの外にもちゃんと世界があることを思い出します。
スマホは、遠くの世界へつながる小さな扉です。
でも、その扉を開ける時間も、閉じる時間も、自分で決めていいのだと思います。
画面の中にある小さな世界を楽しみながら、画面の外にある自分の時間も大切にする。
そのくらいの距離感が、今の時代にはちょうどいいのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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