スマホがあれば、誰かとすぐにつながれる時代になりました。
メッセージを送れば、数秒で相手に届きます。
写真を投稿すれば、遠くにいる人にも今の自分を見てもらえます。
昔よりも、人との距離はずっと近くなったように見えます。
でも、なぜか少し寂しいと感じることがあります。
画面の中には、たくさんの言葉があります。
通知もあります。
いいねもあります。
それなのに、ふとスマホを置いた瞬間、部屋が急に静かに感じることがあります。
誰かとつながっていたはずなのに、自分だけが取り残されたような気持ちになるのです。
スマホの中の会話は、とても便利です。
短い言葉で気持ちを伝えられます。
忙しいときでも、スタンプひとつで返事ができます。
けれど、その便利さの中で、相手の声や表情や間が見えにくくなることもあります。
本当は疲れているのかもしれない。
本当は少し無理をしているのかもしれない。
そんな小さな気配は、画面越しだと見落としてしまうことがあります。
自分も同じです。
元気そうな投稿をしていても、心の中まで元気とは限りません。
楽しい写真を見せていても、そのあとに静かな寂しさが残ることもあります。
スマホは人と人を近づけてくれます。
でも、心の距離まで必ず近づけてくれるわけではありません。
たくさんの人とつながっているほど、逆にひとつひとつの関係が浅く感じられることもあります。
返事が来ないだけで不安になる。
既読がついただけで気になる。
誰かの楽しそうな投稿を見て、自分だけ静かな場所にいるように感じる。
そういう小さな寂しさは、今の時代らしいものなのかもしれません。
だからこそ、たまにはスマホの外にある時間も大事にしたいと思います。
温かいお茶を飲む時間。
窓の外を見る時間。
誰かの声を直接聞く時間。
何も投稿しなくても、何も返事をしなくても、自分の心が少し落ち着く時間です。
スマホでつながることは悪いことではありません。
むしろ、遠くの人と気軽に話せるありがたい道具です。
ただ、そのつながりだけで心を満たそうとすると、少し苦しくなることがあります。
画面の中のつながりも大切にしながら、画面の外にある自分の時間も忘れない。
それくらいの距離感が、今の時代にはちょうどいいのかもしれません。
スマホの通知が鳴らない夜も、寂しいだけの時間ではありません。
静かな部屋で、自分の心の声を少しだけ聞ける時間でもあります。
つながっているのに寂しい。
そんな気持ちは、きっと誰にでもあります。
だから無理に明るくしなくてもいいのだと思います。
たまにはスマホをそっと伏せて、今いる場所の静けさを感じてみる。
そこから少しだけ、心が戻ってくることもあるのです。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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