2026年6月25日木曜日

スマホひとつで一日が終わってしまう話

朝、少しだけ見るつもりでスマホを手に取る。

通知を確認して、ニュースを少し見て、SNSを少しだけ眺める。

本当に最初は、少しだけのつもりだった。

でも気づけば、指だけが勝手に動いている。

次の投稿、次の動画、次の通知。

特に見たいものがあるわけでもないのに、画面だけを見続けてしまう。

スマホは便利だ。

調べものもできるし、連絡もできるし、暇つぶしもできる。

ひとつ持っているだけで、ほとんど何でもできるような気がする。

けれど、その便利さの中で、一日が静かに消えていくことがある。

何かをしたような気はする。

たくさんの情報を見た気もする。

でも夜になって振り返ると、自分の中に何が残ったのか分からない日がある。

ただ画面を見ていただけなのに、時間だけはしっかり過ぎている。

スマホを見ている時間は、悪い時間ばかりではない。

楽しい投稿に笑ったり、役に立つ情報を知ったり、誰かの言葉に少し救われることもある。

だからこそ、やめればいいだけの話ではないと思う。

問題は、見たいから見ているのか、ただ癖で見ているのか、自分でも分からなくなることなのかもしれない。

少し疲れているときほど、何も考えずに画面を開いてしまう。

退屈なときほど、何か面白いものが流れてこないかと探してしまう。

そして、探しているうちに一時間、二時間と過ぎていく。

スマホひとつで一日が終わってしまうのは、少し怖い。

でもそれは、今の生活では誰にでも起こりそうなことだと思う。

大切なのは、スマホを完全に遠ざけることではなく、たまに画面から顔を上げることなのかもしれない。

窓の外を見る。

お茶を飲む。

部屋を少し片づける。

短い散歩に出る。

そんな小さなことだけでも、画面の中に流されていた時間が、少しだけ自分の時間に戻ってくる気がする。

スマホは便利な道具だ。

でも、一日そのものを預けてしまうには、少しもったいない。

今日もまた、つい画面を見すぎてしまうかもしれない。

それでも、どこかで一度だけ手を止めて、今の自分が何をしたいのかを思い出せたらいい。

スマホの中にある時間だけではなく、自分の目の前にある一日も、ちゃんと残しておきたい。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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