2026年6月23日火曜日

30分だけネットから離れた夜

夜、なんとなくスマホを見ていました。

特に見たいものがあったわけではありません。

ニュースを見て、SNSを見て、動画を少し見て、またSNSに戻る。

気づけば、同じような画面を何度も行ったり来たりしていました。

そこでふと思いました。

30分だけ、ネットから離れてみよう。

たった30分です。

大げさなデジタル断食ではありません。

スマホを机の上に置いて、画面を下に向ける。

それだけなのに、最初の数分は少し落ち着きませんでした。

何か通知が来ているかもしれない。

誰かが何か投稿しているかもしれない。

大事な情報を見逃しているかもしれない。

でも、よく考えると、そのほとんどは今すぐ見なくても困らないものばかりでした。

部屋の中は静かでした。

エアコンの音。

外を走る車の音。

遠くで聞こえる生活音。

ネットを見ているときは気づかなかった音が、少しずつ耳に入ってきました。

何もしない時間は、最初は少し退屈です。

でも、その退屈の中に、自分の頭がゆっくり戻ってくるような感覚がありました。

今日あったことを思い出したり、明日やることを考えたり、何でもないことをぼんやり考えたり。

ネットの中には情報がたくさんあります。

楽しいものもあるし、役に立つものもあります。

ただ、ずっと見ていると、自分の気持ちよりも、画面の流れのほうが強くなってしまうことがあります。

誰かの言葉。

誰かの成功。

誰かの怒り。

誰かの楽しそうな日常。

それらを見続けているうちに、自分の夜なのに、自分の夜ではなくなっていく。

30分だけネットから離れた夜は、とても静かでした。

特別なことは何も起きません。

人生が急に変わるわけでもありません。

でも、少しだけ呼吸が深くなりました。

少しだけ頭の中が片づきました。

少しだけ、自分の時間を取り戻した気がしました。

ネットは便利です。

でも、いつでも戻れる場所だからこそ、たまには離れてもいいのかもしれません。

たった30分。

スマホを置いて、静かな夜をそのまま感じてみる。

それだけで、何かを足すよりも、少し楽になることがあります。

ネットから離れた夜にあったのは、特別な発見ではありません。

ただ、自分の部屋と、自分の時間と、自分の気持ちでした。

それは思っていたより、悪くないものでした。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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