通知を確認して、気になる投稿を一つ読んだら、すぐに閉じるつもりだった。
それなのに、気がつけば何十分も画面を上へ動かし続けている。
Xのおすすめ欄には、終わりがない。
一つの投稿を読み終えても、その下には別の話題が待っている。
面白い画像、驚くようなニュース、誰かの意見、少し腹が立つ言葉。
内容にまとまりはないのに、なぜか次の投稿が気になってしまう。
たぶん、おすすめ欄を見すぎてしまう理由は、何が出てくるのか分からないからだ。
興味のない投稿が続くこともあれば、突然、自分の好みにぴったり合う投稿が現れることもある。
その一つを見つけると、もう少し下にも何かあるような気がしてしまう。
宝探しに似ているのかもしれない。
次こそ面白い投稿が出てくるかもしれない。
次こそ自分が知らなかった情報に出会えるかもしれない。
そう思いながら指を動かしていると、やめる場所が分からなくなる。
おすすめ欄には、自分が好きなものだけが並んでいるわけではない。
むしろ、少し気になるものが絶妙に混ざっている。
好きな話題だけなら、ある程度見れば満足できる。
しかし、共感できる投稿と理解できない投稿が交互に流れてくると、頭の中が落ち着かない。
もっと見れば何か分かるような気がして、画面から離れにくくなる。
そして、見ている間は退屈を感じなくて済む。
何かを始めるほどの元気はないけれど、何もしない時間には耐えられない。
そんなとき、おすすめ欄はちょうどいい場所になる。
深く考えなくても、指を少し動かすだけで新しい刺激が届く。
ただ、見終わったあとに何が残ったのかと聞かれると、ほとんど思い出せないことも多い。
時間だけが過ぎて、頭の中には細かな情報が散らばっている。
それでも、また少し時間が空くとXを開いてしまう。
おすすめ欄を見すぎてしまうのは、意志が弱いからだけではないのだろう。
終わりがなく、次に何が現れるのか分からず、自分の興味に近いものが次々と流れてくる。
そこには、閉じるきっかけがほとんど用意されていない。
だからこそ、見る前に終わる時間を決めておく必要があるのかもしれない。
あと一つだけではなく、あと五分だけ。
おすすめ欄に終わりはなくても、自分で区切りを作ることはできる。
そう考えながら、今日もまた一つだけ投稿を見ようとしている。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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よろしければ、
のぞいてみてください
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