2026年7月14日火曜日

Xに投稿するほどでもない独り言

ふと思ったことがあって、スマホを手に取る。

Xの投稿画面を開き、短い文章を打ち込んでみる。

けれど、投稿ボタンを押す直前になると、急にどうでもよくなってしまう。

誰かに伝えたいほど大切な話でもない。

笑ってもらえるような面白い話でもなく、役に立つ情報でもない。

ただ、その瞬間に頭の中を通り過ぎただけの独り言だった。

たとえば、今日の風は少し冷たいとか、いつも買う飲み物の値段が上がっていたとか、信号待ちの時間が妙に長く感じたとか。

そんな小さなことまで投稿していたら、何でも発信しなければ落ち着かない人になりそうな気もする。

だから文章を全部消し、何もなかったようにXを閉じる。

それでも、書こうとした言葉が完全に消えるわけではない。

投稿されなかった独り言は、しばらく頭の片隅に残っている。

もしかすると、ネットに流さず自分の中だけに置いておく言葉も必要なのかもしれない。

誰にも反応されず、評価もされず、数字にもならない。

ただ自分がそう思ったというだけで終わる言葉。

何でも公開できる時代だからこそ、公開しないことが少しぜいたくに感じる。

今日もXには、たくさんの言葉が流れている。

その裏側には、書かれた言葉よりも多くの、投稿されなかった独り言があるのだろう。

私の独り言も、その中のひとつである。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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