2026年7月15日水曜日

Xでつながっているようで、少し遠い距離感

Xを開けば、いつもの名前が並んでいる。

毎日のように投稿を見ている人もいれば、たまに「いいね」を押してくれる人もいる。

一度も会ったことはないのに、何となく考え方や生活の一部を知っている。

それだけを見ると、ずいぶん近い関係のようにも思える。

けれど、実際には少し遠い。

投稿が流れてこなくなっても、何があったのかを聞くほどではない。

元気がなさそうに見えても、どこまで声をかけていいのか迷ってしまう。

近況は知っているのに、本当の事情までは分からない。

Xには、そんな不思議な距離感がある。

何年も相互フォローを続けていても、交わした言葉は数回だけということも珍しくない。

それでも、その人の投稿が表示されると、少し安心する。

今日もいつも通りにいる。

それだけで、なぜか落ち着くことがある。

深く付き合っているわけではない。

友人と呼んでいいのかも分からない。

それでも、まったく知らない人とも言い切れない。

同じ時間に同じ場所を眺めている、名前だけ知っている隣人のような存在なのかもしれない。

もちろん、その距離が寂しく感じる日もある。

たくさんの人とつながっているはずなのに、自分の言葉が誰にも届いていないように思える夜もある。

反応の数だけを見ていると、人とのつながりまで数字になったような気がしてしまう。

けれど、反応がないからといって、誰にも読まれていないとは限らない。

静かに見ている人もいる。

言葉を残さず、そのまま通り過ぎる人もいる。

そして自分も、誰かの投稿を読んで何も押さずに閉じることがある。

Xでの関係は、近すぎないから続くこともある。

毎日話さなくてもいい。

無理に自分を説明しなくてもいい。

少し離れた場所から、互いの存在をぼんやり確認するだけでもいい。

つながっているようで、少し遠い。

その曖昧な距離は、ときどき物足りない。

それでも、現実の人間関係とは違う静かな安心を与えてくれる。

今日も画面の向こうでは、誰かが自分の一日を言葉にしている。

こちらは何も言わずに、それを読んでいる。

そのくらいの距離でも、消えてしまうと少し寂しい。

たぶん、それも一つのつながりなのだと思う。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

PR
楽天市場

よろしければ、
のぞいてみてください


0 件のコメント:

コメントを投稿