Geminiで画像を作り始めたころは、短い指示でも驚くほどきれいな画像が出てくることに感動しました。
空や海の色は鮮やかで、光の表現も美しく、何となく作っただけでも一枚の作品らしく見えます。
しかし、何百枚も画像を作り続けていると、少しずつGeminiの得意なことと苦手なことが分かってきました。
Geminiが特に得意だと感じるのは、風景を美しく見せることです。
青空、夕焼け、海、花畑、山、幻想的な光などを入れると、細かな指示をしなくても華やかな画像になりやすいです。
現実の景色を少しだけ豪華にしたような、見た瞬間にきれいだと思える画像を作る力は、とても高いと感じます。
人物のいる画像でも、衣装や背景を豪華にすることは得意です。
和服、ドレス、甲冑、神話風の衣装などを指定すると、細かな飾りや光を加えて、印象の強い人物に仕上げてくれます。
特に、幻想的な美女や神秘的な世界を作るときは、Geminiらしい美しさが出やすいです。
その一方で、こちらの指示を正確に守ることは、あまり得意ではないように感じます。
人物の位置を少し変えたいだけなのに、顔や服まで変わってしまうことがあります。
背景だけを直してほしいのに、全体を別の画像として作り直してしまうこともあります。
きれいな画像を作ろうとする力が強すぎて、こちらが残してほしい部分まで勝手に美しく変更されてしまうのです。
人物の顔にも、独特の傾向があります。
日本人らしい自然な顔を指定しても、化粧が濃くなったり、海外のモデルのような顔立ちになったりすることがあります。
目を大きくしすぎたり、肌を均一にしすぎたりして、整った顔ではあるものの、人間らしい自然さが弱くなることもあります。
手や指、武器、細かな文字も不安定です。
遠くから見れば問題がない画像でも、拡大すると指の本数がおかしかったり、刀や弓の形が途中で崩れていたりします。
旗や看板に文字を入れると、読めない漢字や意味の分からない記号になることも少なくありません。
また、何度修正をお願いしても、同じ間違いを繰り返すことがあります。
消してほしい物が残ったり、同じ方向へ吹かせたい旗が別々の方向へなびいたりします。
こちらは一部分だけを修正したいのに、修正のたびに別の部分が変わってしまい、終わりのない作業になることもありました。
Geminiは、自由に美しい画像を作らせると強いAIです。
反対に、構図や人物、細かな部品を完全に固定し、指定した部分だけを正確に直す作業では苦手な面があります。
そのため、最初から完璧な完成図を求めるよりも、まずGeminiが得意な美しい世界を作らせ、その中から良い画像を選ぶ使い方が向いていると思います。
細かな修正が必要な画像では、指示を一度に詰め込みすぎず、直したい部分をはっきり限定することも大切です。
Geminiには、Geminiにしか作れない華やかさがあります。
しかし、きれいな画像を作ることと、思いどおりの画像を作ることは、同じではありません。
画像を作り続けたことで、その違いが少しずつ見えるようになりました。
得意なことを理解して任せ、苦手なことを知ったうえで指示を工夫する。
それが、Geminiで画像を作り続けるために一番大切なことなのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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