自分が文章で伝えた風景や人物が、ほんの少し待つだけで画像になる。
それだけで十分に楽しく、細かい部分まで確認することはあまりありませんでした。
けれど、何度も画像を作っていると、少しずつ見る場所が変わってきます。
最初は画像全体の雰囲気を見ていたのに、いつの間にか人物の手や髪、服の模様、背景の建物まで気になるようになりました。
遠くから見れば、とてもきれいな画像です。
しかし、拡大してみると指の形が少し不自然だったり、髪の毛に謎の線が混ざっていたりすることがあります。
背景にある看板や旗には、文字のように見える不思議な記号が描かれていることもあります。
左右に並んでいる物の形が違っていたり、風に吹かれている方向がそろっていなかったりすることもあります。
以前なら気にせず使っていた部分でも、一度気づいてしまうと目が向くようになります。
特にブログやSNSへ画像を投稿するときは、完成した画像として多くの人に見られます。
そのため、作った本人にしか分からないような小さな違和感まで、直したくなってしまいます。
人物の位置はこのままで、髪だけを自然にしたい。
背景の雰囲気は変えずに、旗の文字だけを消したい。
画像全体は気に入っているので、手の形だけを修正したい。
そうした細かな注文が増えていきます。
ところが、画像生成AIにとっては「一部分だけを変える」という作業が意外に難しいようです。
髪だけを修正してほしいのに、顔つきまで変わってしまうことがあります。
背景の文字を消してほしいだけなのに、建物の形や人物の服まで変化することもあります。
直したかった部分はきれいになっていても、別の場所に新しい違和感が生まれてしまうのです。
すると、最初の画像と修正後の画像を何度も見比べることになります。
最初のほうが人物の表情はよかった。
修正後のほうが背景は自然になった。
どちらを使うべきか迷い、さらにもう一度画像を作り直します。
こうして細かい部分を気にし始めると、画像一枚を完成させるまでの時間が長くなっていきます。
それでも、細かいところが気になるのは悪いことばかりではありません。
たくさんの画像を見るうちに、自分がどのような画像を好んでいるのかが分かってきます。
明るさはどのくらいがいいのか。
人物はどの位置にいると見やすいのか。
背景には、どれくらいの情報が必要なのか。
最初は何となくきれいだと思っていたものを、少しずつ言葉で説明できるようになります。
画像の細かい部分が気になるようになったのは、Geminiの画像生成に慣れてきた証拠なのかもしれません。
ただ画像を作ってもらうだけではなく、自分の中に完成させたい一枚のイメージが生まれてきたということです。
もちろん、どこまでも修正を続けていると終わりがありません。
少しの違和感を直すために、画像全体のよさを失ってしまうこともあります。
完璧な画像を目指すことも大切ですが、どこかで完成と決めることも必要です。
Geminiを使っていると、画像を作る楽しさだけではなく、画像を見る目まで少しずつ変わっていきます。
以前なら見過ごしていた小さな部分に気づき、それをどう直せばよいのか考えるようになります。
きれいな画像が簡単に作れるようになったからこそ、最後に気になるのは細かな部分です。
そして、その細かな部分にこだわる時間も、AIと一緒に画像を作る楽しさの一つなのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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