Geminiで日本らしい画像を作るのが意外と難しい理由
Geminiで画像を作っていると、きれいな画像そのものは意外と簡単に出てきます。
光の入り方も美しく、背景も細かく、人物の顔も整っています。
ただし、日本らしい画像を作ろうとすると、急に難しくなることがあります。
たとえば、日本人女性を描いてほしいと頼んでも、完成した画像を見ると、どこか海外のモデルのような雰囲気になっていることがあります。
黒髪で和服を着ていても、顔立ちや化粧、目元の印象が日本人らしく見えないことがあります。
背景も同じです。
日本の古い町並みをお願いしたはずなのに、中国風の建物が混ざったり、神社と寺と城が一つの場所に集まったような景色になったりします。
一つ一つの要素はきれいなのに、全体を見ると何かが違います。
おそらく、AIにとっての「日本らしさ」は、私たちが普段感じている日本らしさよりも、かなり広いものなのでしょう。
和服、鳥居、桜、提灯、木造家屋。
こうした分かりやすい要素を組み合わせれば、日本風の画像にはなります。
しかし、日本で暮らしている人が感じる自然な日本らしさは、それだけではありません。
道路の幅、建物の古さ、庭の手入れ、空の色、看板の位置、人物の立ち方。
そうした細かな部分が重なって、初めて日本らしい景色に見えます。
ところが、画像生成AIは、分かりやすい特徴を強く出そうとすることがあります。
そのため、静かな田舎道を作りたいだけなのに、鳥居や桜や提灯が大量に追加されることがあります。
日本らしさを強く指定するほど、観光地のような画像になってしまうこともあります。
人物画像では、さらに難しさを感じます。
日本人らしい自然な顔を求めているのに、目が大きすぎたり、鼻が高すぎたり、化粧が濃くなったりします。
美しい画像ではありますが、自分が求めていた人物とは少し違います。
日本人、黒髪、黒い瞳、自然な化粧と書いても、それだけで安定するとは限りません。
画像を作るたびに、少しずつ顔の印象が変わることもあります。
さらに、英語の言葉を多く入れると、外国人らしい顔立ちへ寄ってしまうことがあります。
高画質や美しさを求めて英語の表現を追加した結果、日本らしさが弱くなってしまうのです。
そのため、日本らしい人物を作るときは、画質を上げる言葉よりも、顔立ちや髪型、服装、表情を細かく日本語で指定したほうが安定することがあります。
背景についても、ただ「日本の町」と書くだけでは足りません。
昔ながらの木造家屋が並ぶ細い路地なのか、現代の住宅街なのか、地方の駅前なのかによって、必要な説明は変わります。
古い町並みを作る場合でも、壊れた廃墟にしたいわけではありません。
古さは残しながら、きれいに手入れされ、人が暮らしている雰囲気を出したいこともあります。
この違いを伝えないと、暗く汚れた建物や、誰も住んでいないような景色になることがあります。
Geminiは、一枚目から非常に美しい画像を出すことがあります。
だからこそ、少し違う部分があっても、そのまま使いたくなります。
しかし、自分のブログに合う画像を作ろうとすると、細かな違和感が気になってきます。
人物の顔、建物の形、旗の文字、風の向き、手や指、背景の時代。
修正したい部分は、意外とたくさん見つかります。
日本らしい画像を作る難しさは、AIの性能が低いからではないと思います。
むしろ、画像が美しく作れるからこそ、自分が感じている日本らしさとの小さな違いが目立つのでしょう。
日本らしさは、鳥居や桜のような記号だけでは表せません。
空気感や生活感、派手すぎない色、自然な人物の表情まで含めて、日本らしさになります。
そのため、一度の指示で完成させるよりも、少しずつ違和感を減らしていく作り方が必要になります。
きれいな画像を作るだけなら簡単です。
しかし、自分が思い浮かべている日本の景色を、そのまま画像にするのは意外と難しいものです。
だからこそ、何度も言葉を変えながら、自分の中にある日本らしさをAIへ伝えていく必要があるのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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