ところが次々と新しいAIが登場し、文章が得意、画像がきれい、検索が速い、会話が自然など、それぞれ違った魅力を持つようになりました。
気になったものは、とりあえず使ってみました。
話題になっているAIに登録して、同じ質問を入力し、どんな答えが返ってくるのか比べてみる。
最初のうちは、その違いを見るだけでも面白いものでした。
あるAIは、文章をきれいにまとめるのが上手でした。
別のAIは、こちらの細かな指示をくみ取って、思い描いていたものに近い答えを返してくれました。
画像生成では、驚くほど美しい一枚を作ってくれるAIもありました。
検索に強いAIを使えば、自分で何ページも調べるより早く、知りたかった情報へたどり着けることもあります。
どれも便利で、最初は全部使い続けるつもりでした。
しかし、時間がたつにつれて、開かなくなるAIが少しずつ増えていきました。
性能が低かったからではありません。
使う目的がはっきりしなかったり、似たような機能を持つAIが重なったりして、自然と出番が減っていったのです。
新しいAIを見つけるたびに試していたころは、どれが一番優秀なのかを気にしていました。
けれど、実際に使い続けて分かったのは、一番優秀なAIと、一番使いやすいAIは必ずしも同じではないということです。
少しくらい苦手な部分があっても、自分の指示が伝わりやすく、何度も修正しながら一緒に形を整えられるAIは使いやすいものです。
反対に、高性能だと評判でも、毎回使い方を調べなければならなかったり、自分の目的と合わなかったりすると、次第に遠ざかってしまいます。
結局残ったのは、日常的に迷わず使えるAIでした。
文章を考えるときに開くAI。
画像を作るときに頼るAI。
新しい情報を調べたいときに使うAI。
一つですべてをこなそうとするのではなく、目的に合わせて少数のAIを使い分ける形に落ち着きました。
人気があるから残ったわけでも、機能が多いから残ったわけでもありません。
自分が何をしたいのか、その目的に合っていたものだけが残りました。
AIは、増やせば増やすほど便利になるとは限りません。
選択肢が多すぎると、どのAIを使うか考えることに時間を使ってしまいます。
便利になるために使い始めたのに、AIを選ぶ作業で疲れてしまっては意味がありません。
今では、新しいAIが登場しても、すぐに乗り換えようとは思わなくなりました。
まずは今使っているものではできないことがあるのかを考えます。
そして、本当に必要だと思ったときだけ試すようになりました。
人気AIをいくつも使ったからこそ、自分に必要なものが見えてきたのかもしれません。
最後に残ったのは、世間で一番だと言われているAIではありませんでした。
自分のやりたいことを理解し、いつでも自然に使えるAIでした。
新しい道具を探し続けることも大切ですが、今ある道具を使い込むことも同じくらい大切です。
結局のところ、AI選びで大事なのは人気や順位ではなく、自分の生活や作業の中で、本当に使い続けられるかどうかなのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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